「セシウム降下増 文科省は究明を」斑目委員長
福島市で1月初旬、放射性セシウムの降下量が急増した問題で、原子力安全委員会の斑目春樹委員長は23日の会見で放射線モニタリングのとりまとめを担う文部科学省が原因究明にあたるべきだと見解を示した。
同市のセシウム降下量は1月2日から3日にかけ、直近の30倍程度に急増。福島第一原発周辺の空間放射線量は上昇しておらず、新たに大量放出があった可能性は低そうだ。
福島県は「突風などで地面のセシウムが舞い上がり、降下した可能性がある」としているが、原因は特定されていない。
斑目氏は「測定結果には、いろいろな誤差が含まれている可能性もある」と話した。既に文科省に原因究明を求めたという。
1-3号機 放射性物質放出増える
東京電力は23日、福島第一原発1~3号機からの放射性物質の放出量が毎時0.7億ベクレルとなり、昨年12月の0.6億ベクレルから増加したと発表した。2号機の内視鏡調査の準備や3号機周辺の解体作業で放射性物質が舞い上がったのが原因と東電はみている。
東電によると、1号機の放出量は昨年12月の5分の1程度に下がったが、2、3号機でそれぞれ0.1億ベクレル増えた。
(c)東京新聞 平成24年1月24日 朝刊

