県は、18日、3月下旬に計測した雨などに含まれる放射性物質の濃度測定値に、最大28倍の誤差があったと発表した。県は5月中旬に誤りに気付いたが、全国の計測データを一括管理する文部省が今月に訂正作業を行うことを理由に、半年間公表しなかった。ミスを半年間公表しなかったことについて黒沢勝雄県環境衛生課長は「認識が甘かった。申し訳ない」と陳謝した。
計測ミスが分かったのは、福島第一原発事故が発生した直後の3月21~4月1日までの14件。28倍の誤差があったのは3月22日の計測値で、実際は放射性ヨウ素の濃度が1平方メートル当たり9500ベクレルあったのに、同340ベクレルと発表した。計算ソフトの数値入力ミスなどが原因。
人体への影響を測る目安となる空間の放射線量率の数値には誤りはなく、県は「濃度に誤差があっても人体への影響はない」としている。(新開浩)

