横浜市の鶴見区内の父母で、区内の公園を含む10箇所の土壌調査を同位体研究所(民間の検査機関)に実地測定依頼を行いました。
「放射線対策部事務局健康福祉局との交渉内容6.29」(http://yokohama-konan.info/yokohamacity6-29.html)にもあるように、採算に渡り、横浜市に対して、特に子供達が活動する場所について、土壌調査をするように直接申し入れをして来ましたが、現状でもその目処が立っていないため、鶴見区内の父母達、約20名で出資し合い、区内の土壌汚染状況を調査すべく、自主調査を実施しました。
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具体的な公園の場所と検査結果の数値は、上記のGoogleマップに掲載しています。
区内ほぼ全域の状況がわかるように、子供達が遊ぶ大きめの公園を中心に場所を選別しました。
ヨウ素、セシウム134、137について、調査をしています。
5月18日に最初に鶴見区で土壌調査した公園(http://yokohama-konan.info/park)で、検出されたヨウ素については、どこの場所も不検出(ND 検出なし/検出限界1Bk/kg)でした。
セシウム134、137に関しても、鶴見川の土手のみ不検出(ND 検出なし/検出限界1Bk/kg)でしたが、それ以外の公園からは、検出されています。
ヨウ素 : 全て不検出
セシウム134 : 61.4
セシウム137 : 74.7
セシウム合計 : 136.1
空間線量は0.05~0.18
でした。
また、Googleマップには掲載されていせんが、5月18日に最初に鶴見区で土壌調査した公園(http://yokohama-konan.info/park)でも、再度追跡調査をしました。
その時の結果は、下記の通りです。
【1回目】5月18日採取
ヨウ素 : 60 Bq/kg
セシウム134 : 485 Bq/kg
セシウム137 : 503 Bq/kg
セシウム合算 : 985 Bq/kg
土壌表面の空間線量(Radex 1503):0.12~0.18μSv/毎時
【2回目】7月6日採取
ヨウ素 : 不検出
セシウム134 : 49 Bq/kg
セシウム137 : 66 Bq/kg
セシウム合算 : 115 Bq/kg
土壌表面の空間線量(同位体研究所計測器) : 0.08μSv/毎時
土壌表面の空間線量(Radex 1503) : 0.12~0.17μSv/毎時
採取場所は、1回目も2回目もほぼ同じ場所です。
土壌内のセシウムの減少についての理由は、専門家ではないので、はっきりとしたことはわかりませんが、採取の時に、同行してくれた検査期間の担当者の方からの話も含めて考えると、3月に大量に降下した放射性物質は、5月時点は確かに土壌にあったが、その後、何ヶ月か経過し、表面の土は風で飛ばされたり、地面下に沈んだり、雨で流されたりしている可能性が高いのではないかと考えられます。
土壌中のヨウ素やセシウムが不検出だった鶴見川の土手も側溝では、ガイガーカウンターで計測すると、土壌部分よりは高めの数値が計測されていました。
鶴見区には横浜市の半分の下水汚泥を処理する「北部汚泥資源化センター」(http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/gesui/centerinfo/12src/)があり、そこからは高い数値の放射性物質が下水汚泥を焼却した灰から検出されています。
横浜市「下水汚泥等(流入下水・放流水・脱水汚泥・汚泥焼却灰)の放射性物質濃度の測定結果」http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/gesui/housyaseibussitsu/pastdata.pdf
放射性物質が完全消滅してしまったのではなく、どこかに確かにあり、それが草木についたり、吹き溜まり、側溝などにたまり、雨で下水等に流れて、汚泥からも放射性物質が検出されている結果になっていると思われます。
横浜市都筑区の方が、7月18日に来日したECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス・バズビー博士に、都築区でセシウムが合算で 156bq/kg検出された土壌調査結果を持参し、「この場所で子供を遊ばせて良いか?」という問い合わせをされたところ、「こういう核種があるということは、ストロンチウムやウランがあるということだから、子供は遊ばせてはいけない」と言われたそうです。
「ECRRクリス・バズビー博士に、都筑区の土壌汚染具合について質問してみた」
http://mifumiko.blog.fc2.com/blog-entry-112.html
土壌内の放射性物質の量と空間線量の計測値は、現状横浜市内程度の汚染度の場合、必ずしも比例している訳ではなく、上記、鶴見の同じ公園で5月にセシウムが985Bq/kg検出された時も、7月に115 Bq/kg検出された時も、空間線量に大きな変化は見られませんでした。
以上のことから、現在、横浜市は各小学校や保育園の校庭の空間線量を計測していますが、事故から数ヶ月が経過した現在、多くが土壌に堆積し、その堆積した放射性物質もあちこちに飛散している状況で、今空間線量を計測し続けても、横浜市内の本当の汚染状況は把握できるとは思えません。
また、横浜市は保育園の砂場については、空間線量の測定すらしていません。
現状は、自治体実施の土壌調査による市内の汚染状況の正確な把握と、それに対する下記のような防護策のアナウンスをするべきだと思います。
●風の強い日は、放射性物質が舞っている可能性が高いので、子供達の呼吸からの被曝を避けるために、マスクをする。
●土壌調査による高い数値が検出された箇所の除染(小さい子供が直接土や砂をいじって遊ぶ砂場のような場所であれば、砂の入れ替え、表面の土壌の除去等)
●吹き溜まり、側溝、草むらなど、放射性物質がたまっていそうな箇所をガイガーカウンターなどで確認し、掃除や除染、子供を近づけさせないなどを対策をアナウンスする。
今後もこの点について、横浜市に引き続き要望して行くと共に、横浜市にも確実に放射性物質が降下している事実、そしてそれらが私達の住環境のすぐそばにあること事実を、まだ良く知らない方々へも周知し、子供をお持ちの方々へは特に防ぐべき対策を広く共有していく必要があると思います。
鶴見のメンバー(とっくりマスター)による横浜市との行政交渉の記録ブログ記事
「横浜市との行政交渉」
http://ameblo.jp/toshi-tokkuri/entry-10921241461.html
「横浜市の行政交渉2回目は幼稚園、保育園と汚泥について」
http://ameblo.jp/toshi-tokkuri/entry-10925259655.html
「汚泥は改良土として使われる。横浜市2回目の行政交渉」
http://ameblo.jp/toshi-tokkuri/entry-10925723245.html
「給食を心配している横浜のお母さん達に良報です(笑)」
http://ameblo.jp/toshi-tokkuri/day-20110621.html
「今度は少しだけ良いニュースかな?行政交渉とまたまた汚染灰に付いて」
http://ameblo.jp/toshi-tokkuri/entry-10938652543.html
井上さくら市議会議員ブログ記事 北部の放射性物質を含む汚泥が「改良土」として公共事業に使われている
「横浜で起きている放射能モラルハザード」
http://d.hatena.ne.jp/sakuraline/20110629/1309349358
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